感覚統合とは

  • Home
  •   »  感覚統合とは

感覚統合とは

複数の感覚を整理したりまとめたりする脳の機能です。

感覚とは

人間は音や光などのたくさんの刺激に囲まれて生活しています。そのためたくさんの刺激が体に加わることを感じる働きを感覚と言います。

統合とは

生活の中で様々な感覚器官から入ってくる感覚を脳できちんと分類や整理したりすることです。
例えで言うと、統合とは交通整理をする警官のようなもので、次々にやってくる車を上手く交通整理することです。上手く交通整理ができないと交通渋滞が起こってしまします。それと同じで上手く感覚を整理できないと感覚が交通渋滞を起こしてしまい、感覚が混乱して様々な身体の機能に生きづらさが出てしまいます。

感覚につまづきがあると・・・

感覚が上手く統合されていないと、運動能力や対人関係、情緒面など様々な場面でのお困り感に繋がってしまいます。

 

・落ち着きがない 姿勢が悪い
・すぐに手が出る 乱暴で強引
・偏食が多い
・順番やルールを守れない 自己中心的行動が目立つ
・身体の動きがぎこちない すぐ物にぶつかる
・手先が不器用 筆圧が強い、弱い
・版写に時間がかかる 文章がスラスラ読めない
・整理整頓が苦手 忘れ物が多い
・集団が苦手 大きな音が苦手

 

感覚が上手く発達していないと生きづらさが生じてしまいます。子供のつまづきも個性と理解していくことが大切です。

★数々の発達障害の症状には、感覚統合が上手くされていないことと深く関わっている場合があります。感覚統合の仕組みを知ることは発達障害への理解へとも繋がります。

統合が上手くいかないと

感覚が混乱したままの状態になるため、上手く感覚の情報処理が出来ず、様々な機能(動き、身体の機能、言語、情緒)に問題が生じてしまいます。

感覚統合と発達の関係

子供は感覚統合を繰り返しながら成長していきます。
発達段階の子供は、様々なステップを積み重ねて物事ができるようになります。
日々の生活の中で、基礎感覚に視覚や臭覚などをバランスよく使いながら発達していきます。基礎となる感覚が関係し合い、運動や学習などの力が積み上がって行きます。土台となる感覚を育てることが重要となります。
お問い合わせ